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こんにちは、院長の稲葉智弘です。

まだまだ寒い日が続いていますが、北陸地方では春一番も吹いて少しずつ春に近づいてきました。冬の後は必ず春がやってくるので、みなさんもがんばってくださいね。

本日、私は品川で２日間コースの研修会に参加しています（休み時間中にブログしてます！！）。

部分入れ歯の研修会です。

研修会場は品川の御殿山で、絶好のロケーションです。

皆さんもご存知の通り、部分入れ歯は歯がなくなったところを人工的に補う治療方法です。インプラントも有効な治療方法ですが、インプラントができない患者さまが多いのも現状です。その方々のためにも、ベストな部分入れ歯治療をご提供できればと常に考えています。究極な話ですが、歯を抜かなければ部分入れ歯や総入れ歯にならないですよね。歯を出来るだけ残すこと、歯の寿命を延ばすことが大切なのです。

さて、皆さんは「歯の寿命」について考えたことはありますか？日本は世界一の長寿国です。でも、歯に関しては長寿国ではありません。

８０２０運動については、ご存知の方が多いと思います。

これは、８０歳で２０本の歯を残す

ではなく、

８０歳で２０本の歯を保つなのです。

８０歳で２０本の歯が残っていても、噛めなければ意味がありません。いかに良い状態で歯の健康を保つが重要なのです。小学校就学前の歯科検診で、小さな虫歯が見つかると歯医者に行きます。そこで、虫歯を削って詰め物をします。それが歯の寿命を短くする第一歩なのです。「虫歯を治すために歯医者に行くのに、なんで悪くなるの」と思いますが、非常に矛盾しています。一度削った歯は必ず寿命が訪れます。質の良い治療を受けないと数年後に虫歯は再発します。

一体、歯は何回治療できるのでしょうか？大体５、６回が目安です。そして保存不可能となり、歯を抜くことになります。出来るだけ再発防止に務め、治療サイクルを長くすることが大切です。５、６回しかない治療のチャンスを適当に治療してはならないのです。理解のある歯医者に巡り会い、最新の技術で、最良の材料で治すことが必要です。

このお話は書き出すと長くなりますので、次回以降もブログでお伝えいたします。