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今月、スイスのベルン大学を訪問しました。

INSELSPITAL(医学部の総合病院)につきましては、前々回のブログをご覧下さい。今回はベルン大学歯科病院について書きたいと思います。

歯科病院はINSELSPITALの斜め前にあります。Zahnmedizinische Kliniken der Universitat Bern (通称：zmk bern)といいます。インプラントをやられている先生方であれば誰でも知っているITIのProf. Dr. Daniel Buserのいる大学病院です。

INSELSPITALからZMKにいく途中にヘリポートがあります。ベルン周辺の１７０万人をカバーしている病院ですので、緊急時に各地から搬送されるとの事です。あと、スイスでは病気になった場合、民間保険の掛金によってはヘリコプターを使用できるらしいです。

当日は補綴科（クラウン、ブリッジ、入れ歯、インプラントを専門とする科）を中心に見学しました。驚いたことは補綴科、歯周病科でも独立して手術室があることです。全身麻酔は行いませんが、外来手術は各科で行える設備がありました。当日はインプラント埋入手術がありましたので、見学させていただきました。

補綴科の廊下に掲示してあったポスターです。稲葉歯科医院の得意分野であるテレスコープシステムについてです。スイスでもしっかりやられている方法だと実感しました。

学生専用の部屋を見学すると、壁には卒業アルバムの写真が貼られてました。ずいぶん前の白黒の写真の中に、なんとBuser先生が写ってました（最上段の右から２番目）。１９７７年ご卒業なんですね。日本の歯学部生とは違って大人ですよね。その時自分は何をやっていたかと言うと、父の留学でドイツのチュービンゲンに住んでいました。

ベルン大学とは、今後も関係を続けていきたいと思います。常に世界の歯科医療を見続けていきたいです。