
日本歯科評論7月号特集「総義歯難症例への対応」を読んで、全国の歯科医師の皆様からご意見をいただきました。
稲葉先生は、上下顎同時印象・咬合採得法を基本にした斬新な技法を紹介されていました。
口腔周囲の機能障害をきたしていると考えられる症例に積極的に対応される姿勢には、敬意を表さずにいられません。誌面からも、各種の機能障害を持つ方への対処の経験が豊富であることをうかがわせる記述が随所に見られまし た。
稲葉先生は、上下顎同時印象を取り入れた義歯作製のシステムを、そのシステムをオーラルディスキネジア・顎関節症・麻痺を持つ総義歯患者に応用した症例について紹介されています。
論文の最後にあるとおり、在宅訪問診療などでも応用したいシステムです。
母校の稲葉先生には、当地の歯科医師会が主催した誤嚥性肺炎の予防ともなる要介護高齢者の口腔ケア(口腔清掃+口腔リハ)に関する講演会の講師をご紹介いた だいたご縁があります。
今回の稲葉論文「オーラルディスキネジア・顎関節症・麻痺への対応」では、パーキンソン病に対する抗精神薬の副作用によるオーラル ディスキネジアや顎関節症、そして脳血管障害の後遺症としての片麻痺への対応に最終印象で上下顎同時印象を行うという、興味深い新システムのご紹介がなされました。








